
UWA GOT はUWAが提供しているローカル性能診断テストツールで、開発チームが実機でテストを行い、Editorでローカルサーバーを構築し、テストしたデータを確認することができます。現在、UWA GOT既存のローカルテスト機能以外で、オンライン同期分析機能も追加しました。開発チームがローカルのテストデータをUWAウェブサイトにアップロード、オンラインテストレポートを生成します。これによりテスト結果をさらに読みやすく、保存された過去のテスト履歴と比較しやく、またUWAからの性能改善レコマンド機能もあります。

UWA GOT Online データ確認インタフェース
UWA GOT(Online)のダウンロード先
https://jp.uwa4d.com/download にアクセスして「ツールのダウンロード」をクリックしてください。
UWA GOT(Online)機能説明
UWA GOTでテストしたローカルデータをUWAウェブサイトにアップロードし、「プロジェクト」タブをクリックすれば、「Overview」、「Mono」、「Asset」、「Lua」四つの診断モードを確認できます。アップロードされたすべてのテストデータはそれぞれに対応するテストモードに保存されます。
各テストモードで保存されたテストデータの「詳細」をクリックし、左側のメニュー欄で詳細テスト情報を下図のように確認できます。

Overview-実行情報

MONO-メモリの詳細割当情報

Asset-Texture情報
UWA GOT(Online)レポートの特徴
UWA GOTの「ローカル化」と「素早く」というアドバンスのもとで、オンラインレポート機能はプロジェクトのテストニーズを迅速に対応でき、さらに見やすい、ユーザーフレンドリーの形でプロジェクトメンバーに情報を共有することができます。また、レポートでの各問題に対するレコマンド機能やソリューション提案などによって、開発者がタイムリーにプロジェクトのボトルネックの特定や問題解決することができ、プロジェクトの品質管理、改善に貢献します。
以下は「Overview」モードのレポートを一例として、皆様と一緒にUWA GOT (Online)の機能特徴について見ていきましょう!

Overview-レポート概要ページ
概要ページは性能トレンド図とテスト履歴が含まれています。ユーザーは各テストの重要パラメータの性能トレンド、Unityのバージョン、デバイスの型番などの情報を確認したり、ほかのプロジェクトメンバーと共有したり、重要な情報に対して注意書きしたりすることができます。
概要ページ内のテスト履歴の「詳細」ボタンをクリックすれば、さらに詳細な性能情報や最適化レコメンドを確認できます。下図のように、テストしたデバイスの詳細なハードウェア情報や重要パラメータの性能トレンドも確認できます。

Overview-ハードウェア情報

Overview-コード
上図のように、個別の関数を選択、比較することにより、開発者は正確にCPUコストの真の原因を特定することができます。
同じように, Mono—メモリ分析、Asset診断モードでも同じように重要なパラメータ情報のトレンドや実行時のスクリーンショット、最適化レコメンドなどがあります。

Mono—メモリ割当情報
上図では,開発者がメモリの使用状況について明確に把握することができ、迅速にメモリコスト問題の特定や改善することができます。
上図のように、性能に関する問題点を優先順位ごとにリストアップされます。それぞれに対して最適化のレコメンドがあります。これらの性能改善ソリューションはテストされたデータが見やすく、使いやすく、テスターでも簡単に問題点を早く見つけることができ、開発チームにフィードバックすることができます。また、重要なパラメータに対して、UWAは推薦値をユーザー様に参考用としてご案内しております。
「MAKE IT SIMPLE」という理念に基づいて、UWAはこれから日本のゲーム開発者のため、誰でもよいゲームをよい品質で開発出来ることに貢献いたします。
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